小屋裏に有圧換気扇をDIY設置して 暑い(熱い)空気を追い出す計画
話題は時季外れの、夏の暑さ対策です。
ここ群馬県は夏の暑さが日本一とも言われたりしますが、とにかく夏は暑いです。
特に近年は恒例の夕立も少なくなり、日中の熱気に包まれたまま夜を過ごす事になるので、エアコン冷房が欠かせません。
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すっかり忘れていた新年の挨拶と季節の挨拶
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という事で、(↑リンク)の新年の抱負(?)で語っているように、屋根で受けた熱を小屋裏から直接外へ捨ててしまおう、小屋裏の熱気を強制排気して、少しでも室内の冷房が効くように夜中を涼しく過ごせるように翌日がスッキリ起きられるように明日がより良い一日になるように・・・
小屋裏の妻側壁に穴を開けるのが最初の(心理的)関門
作戦を実行しました (^^)
小屋裏(天井裏)の妻面です。
ここに換気フードを取り付けダクトを繋ぐための穴を開けます。
ここは人が普段入り込まない小屋裏。
居住区ならば雨の吹き込みや風によるバタつきに気付けますが、無人の小屋裏のこと、直接台所などに付ける換気扇をくっ付けると目が行き届かず何が起きるか分かりません。
なので、やや内側に有圧換気扇を取り付けて、フレキダクトを介して排気しようという計画です。
壁に穴を開けるのには勇気が要ります。
気の利いたホールソーなどは持っていませんから、φ5のドリルで換気フードの直径が通るサイズに丸を描き、線に沿って○く小穴を並べ、引き回し鋸で切れ目を繋ぎます。
すると、
内側の耐力壁と、やや隙間を隔てて外壁のサイディングボードを切り抜きました。
ここに外から内に向かって換気フードを差し込んで固定するのですが、外側から作業できないので一工夫必要です。
先ず、引っ張り込んだフードのパイプを内側から引っ張る力で固定したいので、内と外を挟む力に耐えられるように外壁と耐力壁の隙間にスペーサーになる木片を挟んで接着しています。
外から作業できないので小屋裏内部からどうやって外側のフードを付けるのか
中から荷造り用の紐が垂らしてあるのは・・・
(↑)外壁用ステンレス製換気口 NFN-S
ステンレス製という点とデザインで選びました。
コレを紐で縛り付けて引っ張り上げ、内側から引き込んで固定する為です。
外の妻面の高い所に梯子をかけて上るなんて、そんな恐い事は出来ません (^^;
コレは熱ヒューズの防火ダンパー付きで、台風の時とかにはヒューズ金具を内側から手を突っ込んで摘まんで外してダンパーを閉じておくという手が使えます。ピッタリ閉じます。
妻面の内側の柱には、ヤフーショッピングで格安にゲットした有圧換気扇を手製の木枠を介して固定してあります。
写真は試運転中。
柱の陰になって写真に写っていませんが、木枠にはブリキのバケツの底を抜いたものを打ちつけ、そこにφ200のダクトを被せて壁の穴まで持って行きました。
途中が高くしてあるのは、台風などの時に万一外からの吹き込み雨が入り込んだ場合に備え、水分を外側に排出するための勾配です(考えすぎ?)。
木枠と換気扇の間は、発泡ゴムで振動対策をしましたが、どうせボルトで止めるので無駄だったようです。
撮影の際ついでに撮った小屋裏設置の地デジTVアンテナ。
普通は外壁の面に取り付けるフラットタイプのアンテナを、DIYで小屋裏の柱に設置してあります。
柱にネジ止めするのは少し勇気が要りましたが、アンテナ関係のケーブル配線に免許は要りません (^^)v
ブースターつきでゲインも十分。屋根が飛ばない限り台風も大雪も雷も心配ありません。
共用の室内アンテナみたいなものです。なので家の外にはアンテナはありません。
(※ 衛星放送用パラボラアンテナは屋外に設置する必要があります。ちなみに我が家では衛星放送は映りません ( ;∀;)
話を元に戻します (^^;
先に紹介した排気ダクトには、壁に接する面にコーキング剤をべっちょり回し、例の紐(↑)で吊り上げて天井裏の内側からブードのダクト接続部分の管を引っ張り入れました。
そこにフレキダクトを繋いでリング状の金属バンドで締め、L字の金具で耐力壁にビス止めしています。
外から見るとこんな感じに。
雨仕舞がどうか、外壁にビスを打っていないが固定はどうか、などなど心配は無い訳ではありませんが、屋根の下ですし余程の台風の時でもない限り心配ないかと・・・。
そういった気象要因を心配しなくて済むように地デジアンテナを小屋裏に隠したのに、わざわざ壁に穴を開けて心配事を作るんですねぇ (^^;
台風の度にいちいちダンパーを閉じる為に小屋裏へ脚立で登るのもどうかと思いますが・・・。
そのうち電動で蓋が閉まったり開いたりする工夫をしてみたいものです。
小屋裏地デジアンテナの傍には、これも写真がありませんが温度センサーが構造材から離れた位置にぶら下げてあります。
そのコードをどうやって引き込むか悩みましたが、電話のモジュラージャックを設置して、電話線には使わない外側の2端子を使って接続しました。
モジュラープラグはセンサーの線をちょん切ったヤツを、やはり外側の2端子にカシメてあります。
これで間違えて本物の電話のモジュラージャックに温度計を差したりしたとしても、50Vがかかって温度計が壊れたりする心配はないわけです。多分。
こんな風になります。
(↓)は、Amazonの商品リンク(アフィ)です (^^;
クレセル 室内・室外 デジタル温度計 最高・最低温度 時計付き AP-07W
防水外部温度センサー(3m 取り外し可能)
測定範囲… ・外部温度:-20.0~70.0度 ←ここが気に入っています (^^)
上が天井裏(小屋裏)の真ん中付近の気温。下が室内(写っているここ)の気温です。
寒いです。
換気扇と、ついでに設置した小屋裏の電灯のスイッチです。
もともと常時換気用の一口のスイッチを三口にしてホタルにしました。
これで切り忘れの心配が少なくなります。
たいした作業でもないのですが、コレをやるのに免許が必要だったわけです。
30年後に火事になっても困りますしね (^^;
なんとか小屋裏(天井裏)換気扇設置完了
施工時は曇っていましたが、朝日を浴びるとこうです(^^)。
渋い色合いでも無難でした。
外壁に穴を開けるのはかなり躊躇しましたが、素人仕事の割にうまくまとまって、スイッチワークとか温度計の配線とか、思惑通りにドンぴしゃりでした。
小屋裏の通風が良くなって、強制排気もできるようになったので、暑い夏のこもった熱対策に少しは役立つでしょうか。
来夏に期待したいところです。
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これをやる為に電工二種免許を取ったと言っても過言ではありません。職場の差しっ放しACアダプター用スイッチもそうですけどね。
ささ、いかがでしょう。
電気工事と関係ない写真がほとんどで、肝心の配線や接続を載せられませんが、それやっている時はカメラとか携帯とか触りたくないのです (^_^)
だいたい一仕事終えて、どら撮っておくかぁ・・・、となるわけです。
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