PCスピーカーのハム音(ブ~ン音)を軽減したい!
こんな方におすすめ
- コンセントにから直接電源を取るタイプのスピーカーのハム音がひどい。
- どうせ安物だし 買い替えるなら壊すつもりで開けるのを厭わない。
- 感電したり漏電したりするリスクを回避できるだけの知識(技術も)がある。
もう、あと、残すところ数日でXPサポートが終わりますね。
XP時代は長く、それ以前の2400bpsモデムなどでネット接続、おまけに保存メディアはフロッピーなどの時代と違い、XPになって以来、高速接続で常時接続、数Gbの小さなストレージの時代に変わりました。
だからこそ、セキュリティ的にも神経質にならざるを得ないのですね。
XPを現役で使い続ける方は、せめてネット接続を切り、スタンドアロンで使うようにしないと、いつ自分のPCのセキュリティホールが突かれて、知らないプログラムがバックドアを開け放ち、ハッキングやクラッキング、ウイルス媒介の踏み台にされないとも限りません。
怖いのは、それを裏で行われてしまっているPCの所有者が、多少遅くなった程度にしか感じずに、裏で操られているとも知らずにいられる事なのです。
うちの子に限って・・・現象ですね (^^;
そんな事で、今XPの設定を変えまくってLinuxブートをデフォルトにしつつあるのですが、そんな中気分転換に、普段ちょっと気になるPCスピーカーのハム音対策をやってみました。
Mouse Computerの、おまけで付いてきたシナ製安物スピーカーです。
コイツのブーンというハム音が気になっていたので、ACのプラグを逆にしてみたりしましたが一向に変わりません。
そこで・・・
開けてみました。
基盤側はこうです。
電源トランスとスピーカー,基盤との間隙が狭く、シールドも何もしていない状態です。
このAC変圧の段階で、トランスが出している磁力線の振動を基盤なり増幅後の信号線が拾っている訳です。
ココの隙間をもっと開けるなり、磁気振動波をブロックしてしまえば電源の50Hzを拾わなくなるハズなので・・・
隙間に挟む磁力線シールドの為の、磁石に付く鉄板などを探しましたが見当たらず、わざわざ買うのはばかばかしいので、スチール缶のこいつを切り抜きました。
何層にもすればより良いのでしょうが、そこまでエネルギーを使う気もありませんで・・・(^^;
隅を凸に切って穴を開けておきます。
縁は危ないのでビニールテープで養生。
元々シナqualityのスピーカー、これ以上の手間をかける気は毛頭ございません。
このトランスを外して筐体の外に出すと、ハム音が出なくなる事を実験で確かめた上での作業です。
本当は筐体を改造してトランスを基盤から離すという作戦を立てたのですが、何度も言いますがシナQUALITY!のおまけ品に金も手間もかけたくありませんで・・・(^^ゞ
こうやって固定ビスで一緒に止めました。
漏電やショートは怖いので高圧側の線は傷つけないように・・・
スピーカーのマグネット部分が近接するので、当たらないようにスチール板を曲げて、トランスをカバーします。
元通りに組みます。
問題は、開ける時に強引に外したバリコンのつまみ。
メルトボンド的なモノが固まって取れません。
もう、面倒なので、マイナスドライバーでホジホジして、瞬間接着剤を流し込んで押し込んでしまいました。
しつこいですが、このクオリティの製品に懸けるタンメンは無ぇ!
で、結果は・・・
完璧ではありませんが、電源ON時にコントラバスの弦を弾くような「ブーン」は一時的に聞こえるものの、これまでボリュームに関係無く常時鳴っていた、気に障る「ブゥ~ゥ~ゥ~ゥ~」音はほとんど無くなりました。
と言っても、もともとノイズがありますから、ボリュームを上げると違った音質のノイズが聞こえますし、ケーブルも基盤もシールドが無しですから電波も拾います。
いいんですこんなもんです。
これからXP機のUbuntuデュアルブート設定と低スペックノートPCにPUPPYLinuxを入れる作業です (^^)