カーオーディオをDIYで家用のデッキ化する計画
こんな方におすすめ
- 外したカーオーディオデッキを家で使いたい
- ちょうどスピーカーが余っている(あんまりいないか)
皆さんはラジオを聴きますか??
自宅で寛いでいる時など、TVを見る派とかCDやミュージックプレーヤー等で音楽をかける派とか、ラジオを流す派、スマホでYouTube、無音派など、人それぞれだと思います。
うちでは、見たい番組を見ている訳でもないのに 無意味にTVをつけていると、ついつい目が画面に行ってしまう事を嫌って、特に最近、朝などは極力ラジオで情報を得るように心がけています。
・・・が、うちにいくつか(も)ある小型ラジオでは、AMの強力局(NHKとか)ならばともかく、地元のFM放送を入れようとすると、電波の入りやすい位置で入りやすい角度にホイップアンテナを向けて、つまりラジオ手持ちで固まっていなくてはならないのです"(-""-)"
チャチなCDラジカセもあるのですが、アダプターを介したAC電源運用なので 置いてある場所が決まっていて、そこは台所のIHヒーターなどの雑音源から近くもあり、ラジオが聴きにくいためCD再生専用機と化しています。
ちゃんと落ち着いてFMラジオが流せる環境が欲しい。CDやmp3も流せればなおいい・・・。
そこで、一計を案じました。
ONKYO DIRECT オーディオ販売
カーオーディオデッキを自宅で電源とスピーカーを繋いで使いたい
以前、うちの古いEKワゴンから取り外したMDX-C5400XなるSONYのMD(!)カーステレオデッキです。
捨てずに取っておいてあったのは奇跡です(^^;
カーオーディオを家庭内で使うという事には メリットとデメリットあります。
割り切るべきところは・・・
- 車載前提で作られているので、カッコいいデザインは全面パネルのみ
- 電源が12Vの直流で、意外と電力を喰うので電源確保が面倒
- スピーカーが無い。自分で調達しないといけない
- カーオーディオ用ハーネス(コネクターまたはカプラー)が必要
- コネクターからイカの足のように出ている(ハーネス)線のギボシ端子経由で配線しないと、いざ車載したいとなったときに困る
- 固定する金具とか足がそもそも無い
- 安価なものだとリモコン等が無いことが多い
などです。
が、その辺は私にとってはあまり高いハードルでも無く、それよりも以下のメリットの方がおいしく、今後もずっとカーオーディオを普段使いステレオにしたいなと考えるほどです(^^;
そしてメリット・・・
- スピーカーが普通に4個接続できる(フロント×2,リア×2)
- 電源電圧の変化に強く、振動や寒暖など過酷な環境に耐える
- アンテナ端子がある(ここ重要!)
- 意外と感度が良い(ここも重要!)
- 車のカーステレオが壊れたら、これを予備として換装できる。
今回の作戦は、これらメリットの沢山あるカーオーディオデッキを、ちょうどTVの置いてある台をかさ上げしようと思って作りかけていたTV台に仕込んでしまおうというものです。
このMDプレーヤーは、どうして外したのかは失念してしまっていました。
車には現在、別のUSBメモリのプレーヤーが挿さっています。
職場で以前使っていて余っていた、これも昔CDプレーヤー部(セパレート)が壊れて捨てて、捨てきれずに取っておいたスピーカー(インピーダンス8Ω)左右1セット。
これを使います。廃物利用です。リサイクルです。エコです。
カーステレオデッキのスピーカー出力はインピーダンス4Ωなので8Ωのインピーダンスのスピーカーを繋ぐと音が小さくなりますが、電流が流れにくくなった結果そうなるので、アンプにもスピーカーにも負荷が少なくなり、出力にこだわらなければこちらのほうが優しいといえましょう(本当か?) (^^;
大音量で聴きたい訳ではないので、これで十分です。
TV台の天板になる(予定だった)板に、直接スピーカーのエンクロージャー(箱)部分をくっつけ、柱にします。
強度的に不安な部分には別途柱を立て、ケーブルを繋ぐ部分を残して足も付けます。
↑ 仮にセットしてみて、カーオーディオデッキを置く棚部分の高さとか下のスペースに別のスピーカーを押し込むスペースがあるかどうかとか、あれこれ試して棚の位置決めをします。
仮にセットしてみたところ(2)。
電源は、これまた自分で交換して取っておいた車のバッテリーを流用します。
スターター電力が必要なわけではないので、多少劣化と診断されたバッテリーでも充電すれば十分使えます。
・・・ところがです。
このバッテリーを充電してカーオーディオ用ハーネス経由で繋ぎ、スピーカーも繋ぎ、いざ試運転してみると、MDを聴く気は無いので試していませんが、電源は入っても肝心のラジオが聞こえないのです。
このカーステレオデッキ、MD聴き用としてしか使われていなかったけれど、実はラジオ部分が壊れていたというオチだったのです( ;∀;)
せっかくここまでやったのだから、なんとかカーステレオでラジオを聴くぞ作戦(でしたっけ?!)を完遂すべく、安価な1DINのカーステレオをAmazonでポチり(↓)、翌日には意地になってセッティング。
カロッツェリア(パイオニア) カーオーディオ DEH-4300 1DIN CD/USB
(↑) CD/USB/AUX/FM・AMチューナーのカーオーディオデッキ。
USB再生もできるので目的達成力は十分。
せっかく新品のカーステレオ、いつ気が変わって車で使いたくなったとしても、すぐに換装できるように(↑)のような工具を使って接続される側との接続もギボシ端子化(端子をかしめるだけ)し・・・
デッキの設定が消えるのを防ぐため、車のエンジンを切った状態(+極は常に給電されていて、更にACC端子に+が接続されるとデッキの電源ON)を再現するためにACC(アクセサリー)端子を生かすべく・・・
断面がL字のアルミアングルを2cm弱切り取って穴を開け、スイッチを設けてACC端子への+側の接続をオンオフできるようにして、自動車で使う条件をできるだけ満たします。
スイッチONで、ACC端子がバッテリーの(+)と繋がり、車のキーをON(アクセサリーON)に回した状態となって、デッキがONになります。
・・・で、完成です !(^^)!
アンテナの自由度が高いので、FM用のフィーダーアンテナでもバーチカルアンテナでも波長なりのアンテナを繋げば、地元の出力弱めのFM局もある程度の感度でばっちりステレオ聴取ができます。
音もいい(ラジカセよりは・・・)し、TVの高さも上がって見やすくなったし、MP3を入れたメモリスティックもかけられるしCDも聴けます。
下のサブウーファにも見える(?)PCスピーカーは、単にTVの補助スピーカーで、これは下の中間ACスイッチを入れると台所でTVの音が聞こえやすくなる工夫です。
TV台の裏はこんな感じに・・・
本当は、車のバッテリーを室内で使うのは、硫酸ミストが出たり水素が出たりするのであまりお勧めできません。
充電しながら使うつもりでしたが、やはりここは12Vの安定化電源を作るか(カーステレオデッキは安定化していないDC電源で十分な気もしますが・・・)、10A程度を賄えるACアダプター(↓)のプラグをちょん切って加工し、電灯線駆動を考えたほうが良いのかもしれませんね (^^;
汎用ACアダプター 12V 10A 電源アダプター スイッチング式 DC12V~2A/5A/10A LED テープライト・ビデオ・カメラ・監視カメラ・車載用 12V DCアダプター 電源アダプター AC100V→DC12V
GuanTing 【PSE規格品】120W大容量汎用ACアダプター 12V 10A 電源アダプター
ですがせっかくのACアダプターをちょん切るのは勿体ないですし、そんな苦労をするよりも、2DINに対応するAC電源付きの接続キットをAmazonで見つけました(↓)
【電匠】 カーナビ・2DIN対応 自宅 部屋でカーオーディオ カーナビが使えるDK105 (AC電源付カーオーディオ簡単配線キット 金メッキ)
ちまちまバッテリー接続とかACアダプターのコネクターをちょん切る作業をしたくなければこっちの方がずっと手軽ですけど・・・(^^;
次は、この電灯線駆動化計画と、アンテナをチューンしてゲインを上げるぞ計画です (^^)。
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