やかんを落として持ち手部分が折れました (T_T) 直さないと・・・
先般アップした記事の灯油ストーブの写真に写り込んでいる赤いヤカン。
今回は、暖房器具ではなくてこのヤカンの話です。
写真が多いです (^^;
ご了承ください。
灯油ストーブはリビングに置いているので、周囲のモノから離しているとはいえ、人が通りますからいずれ誰かが激突したり引っかかったりして、対震自動消火装置が働き「バンッ!」と消されてしまったり、ヤカンを引っ掛けて火傷をしたり、最悪の事態は灯油ストーブをそのまま倒してこぼれた灯油に引火・・・
・・・などという事態を想定し、日頃から家人に注意喚起を行っていました。
そもそも灯油ストーブの『何かを乗せて温めるとか焼くなりしなさい』と言わんばかりの天板のくせに、説明書き注意書きには『ストーブの上にやかんや鍋を置いてはいけない』などと書かれていたりするものなのです (-_-)
ストーブからやかんが落ちて 樹脂の取っ手が破損
・・・が、とうとうやられました。
古いので材質そのものが劣化していることは間違いないのですが。
幸い火傷などの事故にならずに、落とされたヤカンの把手(取っ手)が折れただけでした。
が、床が水浸しになった事は言うまでもありません。
沸騰していない段階だったのは幸いでした。
流石に20年間使っているヤカンです。
木を模した樹脂製の取っ手は、脆く衝撃に弱くなっていたのでしょう。
写真はポッキリ折れた箇所を合わせてみたところです。
ここをこのまま接着したところで、熱せられた上に力のかかる運命のやかんの取っ手部分ですから、またすぐに折れてしまう事は分かりきっていますし、お湯が沸いた状態で取っ手を持ち上げた時にここが外れれば熱湯入りのやかんが落下したりして危険です。
ですからここをくっつけて直すか、やかんの持ち手部分を新品に交換するか(これがベストな選択なのは明白)、はたまた取っ手自体を自作するか・・・。
なんでもかんでもDIY派の私としては悩みどころです (^^;
先ずは接着作戦です。
とりあえず、欠損した部分を埋めるように強力な接着剤でくっつけてみました。
仮組みしてみると一応満水のヤカンの重量にも耐えています。
が、油断できません。
ここは毎日触りたくない熱さになる部分です。
引火しても困ります。
金具の中央のピンを抜く事で取っ手の取り付け金具が外れる構造です。
再び慎重にピンを抜いて金具と取っ手を外し・・・
この隙に、本体の取っ手が邪魔して磨きにくかったやかん本体の隅々を重曹で磨いておきます。
近所のホームセンターのDIYマテリアルコーナーに走り、ステンレスのプレートを買い込みました。
コイツを取っ手のカーブに沿うように曲げ、骨折の添え木ならぬ添えステンレス板として、ネジ止めして補強しようという作戦です。
ステンレスの添え板は 予めピッタリ沿うようにカーブに曲げておくのが肝
添え板を慎重にカーブに沿って曲げて、まず接着して仮止め。
ここにドリルで下穴を開けてネジ止めします。
いきなり完成図。
上側と下側の穴の位置が合うはずもないのですが、下側の金具には新たにドリルで穴を開けています。
持ち手の折れた部分に近いと強度的に心配でしたので、破断部からなるべく離れた部分でビスとナットで止めています。
取付けるとこんな感じになりました。
把手の折れた部分はヤカンの口の反対側(お尻側)でしたが、注ぐ時にプレートのナットが手に当たるのは嫌なので、前側にもってきました。
左右(前後)対称な形状の取っ手だから使えた作戦です。
ヤカンも磨かれてピカピカになりました。
重曹とクエン酸を使った焦げ付き落としの話もそのうち書きたいと思いますが、今日はヤカンの話です。
この思い出深い20年選手のヤカンは、見た目はともかくこれで一応補修完了です。
このヤカンは、以前あまりにも油や焦げ付き汚れがひどいのでお蔵入りしていた時期があり、その頃通販で衝動買いしたもう一つのヤカンがありまして、そちらも持ち手が受難の運命にありました。
どうも やかんやケトル系は取っ手(持ち手)トラブルが多いらしい
こちらはもともと持ち手(取っ手)の取付け精度が悪く、ほぼ新品のうちに取り付け金具が簡単に破損してしまったので、ワッシャーを噛ませて狂ったサイズを埋め合わせてネジとナットで直して使っているものです。
持ち手がペタンと倒れないようにストッパーになる爪が琺瑯の本体から片側に出ているのですが、持ち手が痩せてサイズが狂った為、持ち手の木をえぐるように傷を深くしていくので、先のプレートで使わなかった小さいサイズのものを曲げ、当たる個所をカバーしました。
こんな事があるので、必要と思われる部材を買い出しに行く際にはサイズ違いなどを無駄になる覚悟で買い込んでおくDIYあるある・・・
するとこんな感じで、木製の持ち手に加わるダメージを食い止める事ができました。
考えてみると、フライパンのテフロン加工はすぐにダメになりますが、ヤカンや鍋などはたとえ本体の寿命は長くとも、把手やつまみなどが壊れて使えなくなり、その為に買い換えざるを得なくなるという勿体無い宿命を負っているのではないでしょうか。
蓋のつまみはホームセンターにも売っていましたが、持ち手の方はサイズがまちまちだったり 個性豊かなデザインのせいか、交換パーツ的に売られているのを見た事がありません。
だからこそ修理屋さんやメーカーがアフターサービスで儲かったりするのかも知れませんけど・・・。
こんな記事に載っているような修理屋さんは、今時そんじょそこらにありませんし、採算度外視の作業になってしまうようです。
琺瑯の調理器具好きな私としては、様々なサイズに対応した交換用の持ち手を、曲げ木細工で作成する事に挑戦したくなる今日この頃です。
(๑•̀ㅂ•́)و✧